神戸のグータラ親父の横顔は

2008年9月11日

神戸のグータラ親父です

このブログを書いている神戸のグータラ親父です。情報処理に関する大学の研究室を卒業して、マイコンから大型システムまだ様々な領域のソフトウエアの設計と実装を手掛け、最後の15年近くはソフトウエアの品質保証の仕事をして定年を迎えました。この間に、会社を2度変わっていますが、どの会社でも仕事はソフトウエアです。

定年退職してるので、親父というより爺さんのほうが正しいような気もしますが、、、まあそこは気のせいとスルーして貰うと嬉しいです。 滋賀県生まれの大阪育ちで、元はコテコテの大阪人ですが、今は神戸住みです。まあ、大阪人が神戸人の着ぐるみを被ってるような者ですので、時々チャックの隙間から大阪人がはみ出す事もあります。

少し自己紹介をさせて頂きます

中学生の頃からオーデイオアンプや無線機の自作に嵌って、大阪の日本橋(東京の秋葉原のように電子パーツや怪しげな中古部品を扱うお店が集まる一角です。今は、コスプレーヤーで溢れていますが。。。)が遊び場でした、今でいう、電気オタクの走りですね。

大学の頃は、ちょうど8bitCPUが世に出たばかりの時期だったので、自分でCPUやらメモリ(当時は static RAM の時代です)のチップを買ってきて、チップの仕様を解読して回路図を引いて、手半田で何百点もの半田付けをして、フロッピーディスク(死後ですね)ベースのパソコンを作り上げて、スタートレックゲームをして遊んでいました。その関係で、専門はソフト屋なのですがハード屋さんと対等に技術の話をできるようなベースがある、ちょっと変わり種の人種に育ちました。:-)

社会人になって30数年以上の年月を組み込みソフトウエアの世界で暮らしてきました。最初の20年近くは、開発の現場で、最後の10年近くは品質保証の現場で、アカデミックな世界とは程遠いソフト開発の泥臭い現場で、なんとか体も心も壊さずに生き延びてきて、メデタク定年を迎えました。

座右の銘は「ソフト開発は1に体力2に根性3,4が無くて5に体力」です。 論理的思考や計算機言語についての知識や開発対象に対する見識、はデフォルトで持っているとして、ソフトリリース直前の死の谷(Death Valley)を渡り切るには、最後には体力が物を言いますね。 悲しいですが、今も昔も変わらない現実です。

開発の現場では、工場内の製造設備を制御するソフトの開発、ロボット開発、今は死後となったワークステーション(技術者専用の高額コンピュータです)、カーナビゲ―ション、宅配システム開発、大学病院システム開発、小はミクロン精度を求める測定装置から、大は1日15万枚の伝票を処理する全国規模のシステムまで、いろいろな組み込み製品システム製品のソフト開発に携わってきました。

品質管理の現場では、CMMやら ISO9001 やらの開発管理の仕組みとか、ソフトウエア開発監査とか、コード解析ツール/ファジングツールなどの開発支援ツールの活用とか、思い返すといろいろな手法の導入をやってきました。

今もまだ世捨て人になれずに、仕事を続けていますが、これまでお世話になったソフト業界に、少しでも恩返しができればと考えて、私の考えるソフトウエアの品質に関する知恵を、書き留めていこうと思っています。 どうぞ、気軽にお付き合いください。

Posted by グータラ親父